【79回目の終戦の日】

8/15
79回目の終戦の日
熊本縣護国神社の式典に参加してきました。

式典には義烈空挺隊の整備兵で
元陸軍少佐の牧勝美さん(104歳)も
ご出席されていました。

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本来であれば、ご英霊の御霊が安らかんことを
静かにお祈りする日ですが、
未だ属国といわんばかりの我が国の現状と
それを直視せず享楽にふける我々国民を
英霊はどのように見ておられるのだろうか…

と、何とも悔しく申し訳ない気持ちが
込み上げるばかりでした。

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式典のあとは
「ペリリュー島の戦いと中川州男中将」
のお話を拝聴。

その後、中川州男中将の姪御さんと
お話しをさせていただきました。

中川州男中将の姪御さんと。

ペリリュー島の戦いにあたり
「一緒に戦いたい」と申し出た現地の人に対し
「お前ら土人とは一緒に戦えない」と
中川中将がわざと一喝し、現地の人々を
安全な場所へ疎開させたのは有名な話ですが、

そのような郷土の偉人やご遺族に対し
戦後は冷たい言葉を浴びせる人もいたとのこと。

中川州男中将の奥様は
ひっそりと暮らされていたというお話を伺い
複雑な気持ちになりました。

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また、遺品展示を見ていたところ、
長年大使館に勤務され
世界を回ってこられたご夫婦と
ご一緒させていただきお話ししましたが、

「オーストラリア駐在時、
松尾敬宇中佐の顕彰式典を豪海軍が
今も毎年行ってくれているため、
松尾中佐のことを知りました」
と仰っていました。

松尾中佐は私の地元の偉人でもありますが、
小学校でも中学校でも習ったことは
ありませんでした。

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命を賭して戦ったご英霊を、顕彰するのは
世界では当たり前のことです。
私たちの代でもしっかりと
顕彰していかなければなりません。

ひのくに殉国乃面影という本に、陸軍の大叔父も載っていました。海軍の方の大叔父はなぜか載っていませんでした。