【これからの県立高校を考えるワークショップ】

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高校ありかた検討会のワークショップに 参加してきました。

オブザーバーではなく、 私もワーク内に入らせていただき、 様々な立場の方からお話を聞く 貴重な機会となりました。

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元年本県の中学校卒業者は28,759 人。 R6現在は16,332人。 R20年には11,504人と平成元年の約1/3に なる見込みです。 県内の公立高校は現在50校。 ただ単に、統廃合を行い、学校の数を 調節すれば良いという話ではありません。 子供達がどこで生まれ育っても なるべく平等に教育を受けられる チャンスがあること。 また、特に過疎地域においては 「高校の消失=地域のさらなる衰退を招く」という点で、県立高校の存在は 地域において重要なものになります。

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少子化という厳しい状況のなか、 様々な方のお話の中からヒントを得て 感じたことは、

◉統廃合はやむを得ない場合を除き、 なるべく地域の県立高校を残してほしい。 ただし、少人数制の学級にしていく。 国から地方交付金を計算する際、 例えば県立高校であれば、 生徒40人に対し、先生1人給与を支払う 計算で交付されます。 .

※ そのような中、山梨県は県が財政を投じ、 小中高で25人学級を実現 かなり思い切った決断に 山梨県の危機感と、 教育に対する情熱を感じます

https://l.messenger.com/l.php?u=https%3A%2F%2Fwww.pref.yamanashi.jp%2Fjyuutensesaku%2Fsmall_class_education%2Fcolumn%2Fsmall_class_education2.html&h=AT2F94zncv6qwCYhpun7gnTps5F1QACAZD8v1QE765H2XInFp2UTS9BMjgDA1b0igvauLMCuAZn1RhI5mDj0z_-92mrBGtKiGuE2z466pdY0GRxPRuP4nKBYJXDXZ7PiSblnWw

https://yamanashi.media/?p=886

教育は国家百年の計。 我が国はOECDのうち教育にかける予算が 最低だと言われていますが、 本来は国が財政を投じ、少人数制学級に していくべきだと私は思います。 昨日お話しした先生曰く、 40人学級だと、どうしても「管理教育」に なってしまうとのこと。 先生方にとっても、40人と向き合うのは かなりの負担だと思います。

(現在、国による学級編制基準は 小学校1〜3年生までが35人学級。 小学校4〜6年生、中、高は40人学級。 ただし、令和7年度から小学校は 全学年において35人の学級編制に なることが決まっています。)

◉「総合学科」のある学校を増やす。 現在、県立高校で総合学科があるのは、 翔陽高校、牛深高校、八代工業高校です。

例えば、翔陽高校では1学年目には 普通科のカリキュラムを受けますが、 2学年目からは「農業」「工業」「商業」 「家庭」の四つの専門教科から 学びたい教科を中心に、自ら科目選択 することができます。 (農業、商業は更に専門分野に別れます)

https://sh.higo.ed.jp/shoyo/

県立高森高校の「マンガ学科」のように、 県立高校も、もっと特色ある学科を 増やしても良いと思います。 しかし、様々な分野に特化した学校を、 それぞれの地域でまんべんなくつくるには 限界もあります。 そのため、もっと各地域に「総合学科」 のある学校を増やしていくのも、 ひとつの方法ではないかと感じました。

このワークショップを県内全域で、 しかも夜の時間帯に 開催してくださる職員の皆さまには 頭が下がります。

あと残すところ数ヶ所ではありますが、 ぜひ、皆さまも各地域のワークに参加し 「県立高校」というテーマを通じて 地域の未来を描いてみてください。

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